三脚座無し長レンズ安定化する方法2017/02/11

UN テレホルダーV4 と SPT-1

三脚座無しの大きいレンズを安定化する方法は、単にレンズサポーター(ホルダー)を買えば良いだけです。

と思い立ち三脚も雲台も何も考えず単に軽いというだけでUN テレホルダーV4 (SHORT) UNX-5707を買いました。 ところがこのホルダーではα6000とSEL70300Gの組合せでは固定できませんでした(^^;
※α7とSEL70300Gの組合せでもダメだそうです。

固定できなかった原因はレンズ保持する部分を一番下に調整してもまだ高く、カメラを水平にできないので固定できません。 写真上の物がそうなのですが、よく見てもらうとレンズを下から受けるY字の部分が狭いことが分かります。

結局このY字が狭くてレンズが上の方で支えられてしまう為に、水平に固定できず使えなかったという訳です。 このY字を広げれば解決しますが、ペンチくらいでは硬くてとても無理です。
ということでまじめに検討して選んだのがVelbon 望遠レンズ専用サポーター SPT-1 です。
名前の通り三脚座付きの望遠レンズも三脚座無しの望遠レンズも完璧です!

これにSMALLRIG 長いレンズサポートを付けると、念願の三脚座無し長レンズ安定化する方法となるわけです。

SPT-1 裏

このSPT-1の下部には三脚用の穴が三か所開いており重心によって好きな箇所に変更できます。 通常だとその穴に三脚用のプレートを付ければ良いのですが、実はこのサポーターの美味しい所はそこでなく、実はプレートを付けなくてもアルカスイス互換クランプ装着できます。

通常だと

(カメラ+レンズ)⇒レンズサポーター⇒三脚プレート⇒三脚クランプ

という構造が

(カメラ+レンズ)⇒レンズサポーター⇒三脚クランプ

と一段階省ける訳です。これはこのまま安定する方向に行きます。

更にこのサポーターには三脚穴が三か所ですが、アルカスイス互換クランプにすれば三か所に限らず好きな場所に移動して止められます。 安定度が更にアップしますね。

アルカスイス互換と思われるレンズホルダー

  1. Velbon SPT-1
  2. STOK IS-TB01(120)
  3. SUNWAYFOTO TLS-01SUNWAYFOTO MCP-01
  4. Gemtune LS-200

上記の商品をチェックしてみましょう。

  • 1番は使用した感じから剛性も高く問題なく使えます。口コミの評価の悪い理由をチェックすると評価者のミスですね(長いレンズ用にSPT-2があります)。
  • 2番は口コミからすると良さそうですが、自由度が高い反面剛性は落ちそうです。
  • 3番は二つの商品を購入する必要があり、値段が1番の2倍以上、重さが1.5倍、剛性は2番と同程度に見えます。
  • 4番は商品としは良さそうな感じでしたが、品質問題がありそうです。

その他、BENROのレンズブラケットLS280 (並行輸入品) LS400 【並行輸入品】 という似た製品がありますが、アルカスイス互換かどうかが分からなかったのでここには載せていません。

三脚沼の畔から・・・2017/02/05

三脚の検討を始めました。

何故ならばα6000で数秒の長時間露光しようとしたら今の三脚ではブレブレでとても使えた物ではありませんでした。
いつもの夜景の撮影と何が違ったのか・・・、それはレンズです (^^;

安定した夜景の例↓ SS:4sec F8.0 ISO:100

Bamboo

今回のレンズはFE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS(SEL70300G) 、重さは 854g。α6000と合わせると約 1.2kgですね。
今まで使っていた三脚はスプリント MINI IIで耐荷重 2Kg です。 色々調べてみると耐荷重の向上だけではブレブレが解消しないことが分かりました。 例えば、SEL70300Gとα6000のバランスの悪さは、15万以上する三脚最強のGitzoのシステマティック5シリーズを使ったとしても解消できなさそうです。

更にFE 24-70mm F2.8 GM (SEL2470GM)の重量も 886g でほぼ同じ重さです。 来年年明け早々から皆既月食もあることですし、これらのレンズを三脚で使える備えも必要でしょう。

α6000とSEL70300G

問題を簡単に言うと重心から固定している三脚穴まで遠くブレ易い、更にがっちり固定したいレンズの先が三脚穴から遠すぎることです。 それに SEL70300G のレンズの143.5mmある先端に500g近くの重さが掛かっていました。

単純計算でカメラ底面から三脚穴まで14mm程度とすると、三脚穴に 5kg くらいの負荷がかかることになります。 三脚や雲台が頑丈ならば頑丈なほど、計算値に近くなりのでカメラ破壊への道が近くなりますよね (^^;

結論から言うと三脚をManfrotto Befree カーボン(MKBFRC4-BH) に変えて尚且つ、アルカスイス互換雲台に変更しました。

何故最初からアルカスイス対応の三脚にしなかったのか、という顛末記はやめておき(爆)、Befree をアルカスイス互換にする方法、デカい重いレンズのブレを小さくする方法など有用な情報を紹介していきたいと思います。