SDカードの使い方 ― 2023/04/09
カメラによく使われているSDカードですが、写真を撮る度に失敗写真を消して使っている、という人がいました。
実はこのやり方SDカードの寿命を短くしている可能性があるので止めた方が良いです。
そもそもSDカードには寿命があって書き換え回数で決まります。 実際のカード内の半導体レベルでは1000回くらいで寿命が来ると言われています。
いやいや、俺のSDカードの寿命は10万回書き換えOKって書いてあったぜ~、という人がいるかも知れませんが、それは書き換えの場所を毎回自動的に変えて同じ所に書き込まない仕組みがあってそれを使っているせいです(メーカー毎に特許)。
そういう仕組みが有っても、写真が入ったままで残り何割かを消して使った場合、半導体の素子の同じ場所に書き込んでしまう可能性が出る訳です。
残りの容量が少ない状態でそれをやると同じところに書く確率がどんどん上がりますよね。。。
またHDDの時代は、セクター単位に壊れた場所にアクセスしないようにする機能がありましたが、SDカードでは基本それが出来ません。
容量で消して使いまわしているような場合、1割は常に同じ場所になりますよね。 ということでそこそこ一杯になるまで使用して、消すときは一気にフォーマットし直して使うのがベストです。
因みに“そこそこ“と書いたのも意味があって、SDカードを使っていくとどんどんフラグメント(断片化)してきます。
これが起こるとカード内の余計な処理が増えて読み込み、書き込みスピードが落ちます。
SDカードからデータをPCなどへコピーするときにスピードが一定でない、という場合はこの症状だと思ってください(SDカードからSDカードへのコピーは除く)。 上のキャプチャはSDカードからPCのHDDにコピーした例ですが、これはかなりの確率でフラグメント起きています。
こんなのが見えたら 例え残り容量が何GB残っていようがこれが見えたら一度フォーマットしましょう!
まとめると、
- ・SDカードに入った写真は失敗であろうが一枚一枚消さない、消すときは全フォーマット
- ・SDカードの読み込みや書き込み速度にムラが出た場合、全フォーマット
- ・SDカードを間違ってもデフラグしない
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