アイランド・ダンサー ダイビング2011/11/06

ポイントは島でなくリーフを潜ることが多い

アイランドダンサー2のダイビング情報です。

フィジーにも、リゾートと共にダイビングセンターのある離島がかなり多くあります。 しかし、アイランドダンサーの潜るエリアは殆どリゾートのある島へは行かず、どちらかというと未開の海に潜ります。

停泊している周辺で他のダイビングボートを見ることはまずありません。 場所は下記地図にあるように、ビチレブ島東の海域ですが、下記のポイントすべてを潜ったわけではありません。
しかし、"Hi-8"も"Jim:s Alley"も潜ったので移動は同じです。

大凡のダイビングポイント

[ダイビング・スタイル]

全般としてはオーストラリア・GBRのクルーズのスタイルに似ています。
本船の後ろから飛び込んで自分たちで本船に帰ってくるみたいな感じです。ガイドはいますがガイドとして期待できません・・・(爆)
しかし、オーストラリアのダイビングは全くドリフトなんぞやりませんが、このアイランドダンサーではスキッフ(ゾディアックタイプのボートを使用)を使ってドリフトも行います。 ドリフト時は通常一人のガイドが数人に増え、スキッフで本船に帰ってこれる位置に落とされるか、逆にスキッフでピックアップ(またはロープで引っ張って母船まで曳航)してもらえます。
まあゾディアックタイプのボートはイクジットしにくいので、パラオアグレッサーのスキッフの方が楽ですね。
今回参加者全員ナイトロックスでした。 ナイトロックスはオプション$150で可能です。 流れがある時などを除いて海の物は触らないようにという感じでした。


[スケジュール]

前述の通り土曜日に乗船し、日曜日から金曜日までナイトを含め4本から5本潜ります。 今回の場合は最大23本潜れるスケジュールでした (実際は1本サボったので22本です)。
金曜日は殆どビチレブ東海域からスバまでの移動になりますので殆ど潜りません(今回は金曜朝1本のみ)。
木曜の午前中に、ゲストの希望者が多ければシャークフィーディングを行います。
木曜日の夜は、ゲストの希望者が多ければガウ島でヴィレッジツアーを行います。どちらも参加することをお勧めします。 このシャークフィーディングは有名なベンガ・ラグーンでなく、アイランドダンサー独自のポイントです。

一日のスケジュール

時刻 ダイブ #
7:30 ダイビング1本目
10:30-11:00 ダイビング2本目
14:00 ダイビング3本目
17:00 ダイビング4本目
19:30 ダイビング5本目

[海洋生物]

基本的にマクロメインになりますが、マブール・シパダン並みにマクロがいるわけではありませんし、またガイドにそれほど期待できません(爆)。
さくっとゲストで見つけた感じだとウミウシ10数種、ハゼ類(ニチリンダテハゼが結構いる!)、クダゴンベなどです。 またミクロネシアで良く見るオレンジフィンアネモネフィッシュや意外にチョチョウウオの種類が多くいました。

ワイドでは、どこにでもいるカスミアジは全く見ませんでしたが、フィジーではナンヨウカイワリが全く同じ役割をしているようで多く見ました。
ギンガメ群れ、イソマグロ群れ、バラクーダ群れ、テングハギ群れ、マルコバン群れ、ナンヨウカイワリ、ナポレオン、カメ、マンタそしてサメ類はホワイトチップ、グレーリーフ、ナースシャークなどで、残念ながらタイガーシャークは見れませんでした。

シャークフィーディングはアイランドダンサー独自のポイントで、環礁のパスで行うため透視が良くかなり近い位置で見れるのが利点です。過去目撃したサメは、グレーリーフ、ホワイドチップ、ハンマーヘッドだそうですが、今回フィーディング中に見れたサメはグレーリーフだけでした。
タイガーを見たい場合は有名なベンガラグーンに行ったほうが良いかも知れません。 サメはかなり頭が良いので、エサのもらえる場所を記憶しているはずなので何度か出没しているベンガラグーンの方が確率は上でしょう。 ※ただ相当ラグーンが荒れているそうなので通常ダイビングは期待できないそうです。

今回22本潜った中で、うぉ~!楽しい~♪というようなポイントはやっぱり群れのポイントでした(この辺りは動画が撮れていることを祈るのみ)。

船尾の様子

[海況]

水温は予想通り26~27℃で、気温も大体25~29℃なので曇ったりしているかなり寒く感じます。季節は日本でいうと初夏相当なはずですが、曇りがちで風が強めに吹きポイントが変更されたこともありました。
ウェットは3mmワンピースにフードベストをちゃんと着て丁度良いくらいでした。 アメリカ人は平気でラッシュガードとかロングジョンとかで潜っていましたが、エアもちは良いし全く不思議です。