トライスターL フィン・レポート ― 2012/06/03
先日ここで書いた通り、ダイブウェイズのトライスターL というフィンを購入していたので初めて使ってみました。
今回のパラオで計24本潜った感想になります。
それまではGULLのマンティスフィン(ハード) を使っていましたので、それとの比較がメインです。
まず実際にブーツで履く時はブーツポケットが狭目なのでスルっと履ける感じではありませんが、フルフット的に履くのに手間が掛かることはありません。 片方の足でフィンを踏んでいれば普通に履けます。
実際に水中に入ってみるとびっくりするほど軽くてプラフィンではないかと思ったくらいです。
フィンの重心もフィン先でなくブーツ側の方にあるように感じました。
フィンを手で持った感じは硬いゴムですが、水中ではいい感じに反ってまったく硬さは感じません。
ゆっくり蹴っても、ダッシュしてもキックした力が抜ける感じは全くせずグングン進みまさにオールマイティな感じでした。
マレスのアバンティ・クワトロで大きくキックした後、余韻だけでスィーっと水中を進む感覚が好きだったのですが、それを久しぶりにゴムフィンで味わえました。
ちなみにマンティスフィン・ハードは水中でゆっくりキックすると水中で足が空回りしているような嫌な感覚があり殆ど先に進まず、足首を使って早く振り抜くようにキックしないと進みません。
その分ダッシュでは使えるのですが、ゆっくりキックでは正直進みませんでした。
トライスターは小さいので取り回しもよくて軽く、遅く蹴っても早く蹴っても煽っても進み、とてもいい感じでした。
バタ足キックしてもジェットフィンのように幅が無いのでフィン同士がぶつかることもありません。 またジェリーフィッシュレイクでスノーケリングもしましたが、足が浮いて水面を叩くこともないし、重すぎて沈み気味になることもなく良い感じでした。 パラオのペリリュー、ブルーコーナーも行きましたがとくに不安はありませんでした。
フィンの性格的にはジェットフィンに近く、長距離よりも短距離ダッシュが方が楽だと思います。
ですがダッシュ力ではジェットフィンに負けそうだし、長距離中速度移動ではロングブレードには敵わないと思います。
正直もうちょいフィンブレードを大きくしてパワーアップさせると最強な感じもしますが、この状態でも両方で1.86Kg(マンティスは2.4Kg)でマンティスより500g以上の軽量化という旅行向きなことも考えると、このフィンはメインとして行けると思いました。
あと今回ブーツストラップはGULLの物に変更してあります。
オリジナルストラップは短いので、そのまま使うとブーツをかなりキツイ状態で履くことになりそうです。
フィンのブーツポケットがぴったり目なので、そこまでストラップをキツくする必要は無さそうです。
幅も同じで長さの長いGULLのストラップに変更して(ストラップのつまみもついているし)、ストラップを緩めにして履くと普通に脱着しやくすなってお勧めです。
トライスターL ・フィンまとめ
[ 長 所 ]
- 重量が軽く旅行向き
- 水中、水面でも軽く疲れにくい
- 取り回し良し
- ダッシュ向きだがゆっくりキックもばっちり進む
[ 短 所 ]
- 水中での長距離移動向かない (小型フィンのため)
- 付属のストラップがイマイチ。 短いので付けるときつくなり脱着しにくい
- 上記ストラップがコネクタ式ではないので、初心者には向かない
- 入手しにくい(普通の大型店に少ない)
- 購入後ブーツポケットについてるストラップを自分で切る必要がある
※切ってストラップを付けないと自分の場合履けませんでした。
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